日本の航空宇宙業界史

航空産業史

航空機事業を再開

日本の航空機事業は、第二次世界大戦後7年間にわたる航空機の研究・設計・製造禁止期間を経て、1952年に米軍機の修理を請け負う形で再開しました。以来、改めて航空機づくりの技術を習得し、発展させていくことになります。

米軍機のライセンス生産

F-86、F-104、 F-4、 F-15といった各時代の米軍最新鋭戦闘機のライセンス生産を行いました。これにより、戦後の航空機事業禁止期間によって失われていた航空機1機すべてを生産するために必要な技術力を取り戻しました。

自衛隊機の国産開発に成功

ライセンス生産を通じて蓄積した技術をベースにT-1、T-2、 T-4練習機やF-1、F-2支援戦闘機といった航空自衛隊機の国産開発に成功しました。現在、次期輸送機XC-2や、次期固定翼哨戒機P-Xの開発を推進しています。

民間ビジネス機の国産開発

YS-11旅客機やFA-200、MU-2、 FA-300、 MU-300、BK-117等の民間ビジネス機を国産開発するとともに、アメリカの旅客機メーカー・ボーイング社をはじめとする海外企業の国際共同開発機プログラムへ積極的に参加しました。

 

次世代航空機の開発

民間輸送航空機のダウンサイジング化や経済性等のニーズに応えるため、静寂性・居住性・燃費性・軽量性・環境対応性を向上させたリージョナルジェット機(地域間輸送用旅客機)MRJや小型ビジネス旅客機Honda Jet等の開発を進めています。

 

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